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ごあいさつ

代表理事 堀口 文

 Fumi Horiguchiウィメンズヘルス研究所は、ウィメンズヘルスを担っていく専門職者を育成し、また、ウィメンズヘルスの業績を評価するため、元メルボルン大学助教授(現モナッシュ大学教授)ジェーン・フィッシャー博士のアドバイスを受け、メルボルン大学大学院卒業生たちによって設立されました。専門職に対するウィメンズヘルスの教育をみると、海外では、1980年代はアメリカやオーストラリアの一部の医科大学で講座を立ち上げ、医学教育にウィメンズヘルスが取り入れられました。また、看護学、助産学や欧米の医科大学でもこぞってウィメンズヘルス教育の検討に当たりました。しかし残念なことに日本では未だにそこまでのウィメンズヘルスの教育は行われていません。

 ここに一般社団法人Fumi Horiguchiウィメンズヘルス研究所の意義があります。本研究所は、メルボルン大学が10年以上に亘って我々日本人専門職を教育してくれた専門性を、日本はもとより、助けを求めている女性が多いアジア、全世界に向って発信していきます。特に女性が多い看護職者は関心も深く、その活動は期待されるところですが、医師、薬剤師、保健師、公認心理師、臨床心理士など広範に亘る専門職の方々と協働しながら女性の健康に対応していきたいと思います。本研究所は、これら活動に必要な社会や専門職の意識改革を支援するため、設立されました。

堀口文プロフィール

堀口 文(ほりぐち・ふみ) 医学博士/産婦人科専門医/日本心身医学会認定心身医療「産婦人科」専門医/ 日本心身医学会研修指導医/日本女性心身医学会認定医/産業医
経歴:東京女子医大卒、慶応義塾大学医学部法医学教室および同大学産婦人科教室を経て、 ゲーテ大学医学部産婦人科に留学、帰国後、獨協医科大学講師・助教授およびメルボルン大学 医学部大学院・社会女性健康キイセンター訪問教授。以後20年間、日本人専門職にメルボルン 大学大学院のマスター・オブ・ウィメンズヘルスを指導。日本女医会吉岡弥生賞受賞。 第1回日本女性心身医学会玉田賞受賞。
現職:FumiHoriguchi ウィメンズヘルス研究所・代表理事
メルボルン大学大学院ウィメンズヘルス名誉プリンシパルフェロー